ブラックジャック練習-初級

基本的な戦略だけでは勝つためには実は十分ではありません。
時には運に恵まれてもハウスエッジを克服することはできません。実際にブラックジャックのゲームに勝つには、カウント、偏差値、真のカウント変換、賭け戦略が実は必要になりますが、ただそれは、中級者向けです。ここからは初心者向けと中級者向けにわけて5つずつ分けて説明してきます。
1.初心者はまずしっかりとルールを覚える。
ここができていないと戦略がまったくわからないと思います。用語もふくめてしっかりと覚えましょう。
2.見えていないカードは全て10と予想する。
序盤にもすこし説明しましたが、ブラックジャック攻略の基本は、次に引くカードを全て「10」だと想定する事です。
その理由は「10」と数えるトランプは「10」「J」「Q」「K」と全部で16枚あり、全体の3割を占めます。約3枚に1枚は「10」と数えるトランプを引く計算になります。伏せてあるカードも確率が高い「10」と予想して勝負の流れを組み立てる事が、長い目で見た際に勝ちにつながります。
プレイヤー側のカードが「12」以上で、 ディーラーの表向きのカードが「6」以下の場合は、 スタンドをします。
これは、プレイヤーのバースト(21を超える)の危険を防ぎ、「17」以上になるまでトランプを引かなければならないディーラーのバーストを待つのが狙いです。
ブラックジャックでは、確率を元に次のトランプを引くか引かないかを決定する事が重要です。
 
3.プレーヤーの「12」の手は「16」より強い
ディーラーは「17」以上になるまでカードを引き続けるというルールがあるため、ディーラーの手元のカードが「16」以下という事はありえません。
ですのでディーラーの手は必ず「17」以上かバーストのどちらかとなります。
つまり、プレーヤーの手は「16」以下であれば、どれも同じであると言えます。
プレーヤーの「12」の手が「16」よりも強いと言える根拠は、「12」より「16」の方がヒットした時にバーストしやすい事にあります。
なぜ「16」の方がバーストしやすいのか?
・プレーヤーの手が「12」だった場合:
次に引くカードが「10」以上でバーストしてしまう確率は約30%
・プレーヤーの手が「16」だった場合:
次に引くカードが「6」以上でバーストしてしまう確率は約60%
つまり、「16」は「12」よりも次のカードを引いてバーストする確率が2倍もあるという事です。
 
4.プレイヤーの手が「12」以上で、ディーラーのアップカードが「6」以下の場合はスタンドする
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「6」以下(Aは除く)の場合は、17になるまで引くため、ディーラーがバーストしやすくなります。
ディーラーのアップカードが「6」の時、ホールカード(伏せてあるカード)を「10」と予想するとディーラーの合計は「16」となります。合計が「17」以下なので次のカードを引かなければならず、さらに「10」を引いた場合にバーストしてしまいます。
そしてプレイヤーの手が12以上の場合は、次に「10」を引くとバーストしてしまいますので、プレイヤーの手がたとえ「12」であっても、ディーラーのアップカードが「6」以下であればスタンドすると良いという事になります。
 
5.ディーラーのアップカードが「7」以上(Aを含む)の場合は「17」以上で勝負
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「7」の場合は、 ホールカード(伏せてあるカード)を「10」と仮定すると、「17」となります。
つまり、ディーラーはバーストする可能性がないため、プレーヤーは「17」以上のカードで勝負しないと勝てないという事になります。
 
練習をしてみましょう
Q1.この場合はどうしますか?
ディーラー側のアップカードが「6」

プレイヤー側が「19」
 
A1.スタンドします。(理由は4番目を参考にしてください)
Q2.ディーラーにもプレイヤーにも「A」があります
 
ディーラー側
プレイヤー側
A2.スタンドします。

カジノでブラックジャックを楽しむための本

本書の概要

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